SIREN

作詞作曲:浅井輝比古


四六時中あいつらが頭の周りを回ってる

何かの警報唸るように

ぼんやりしてるとこの手からも遠ざかり

昨日が今日にも夢になる


不確かさを形に表したような街にいて

君は確証を探している

レトリック、ロジック、パラドックス

逃げ場のない迷路 追いやられて今夜も夜が来る


同じような弁明に埋められた風景

まるで全部をもうあきらめてさえしまいそうだね


いくつもの喪失を越え

どこまでゆけるのだろう

痛みも闇も 飲み込んで進むためのLIFE



覗き込んだ窓にはよく見慣れた顔した劣等感が

今日も僕の足を絡ませる

示し合わせたかのように目印ばかりを探してる

そんなものはどこにもないのに


僕ら何度間違いを繰り返すんだろう

まるでそうあるべくして踏み外してるようなSTEP


いくつもの喪失を越え

どこまでゆけるのだろう

身悶えてもがいても

誰かと分かち合うための愛



同じような落とし穴に抗えないDNA

まるで全部をもうあきらさせてしまいたいんだね


いくつもの喪失を越え

どこまでゆけるのだろう

限りある命を せいいっぱい

生ききりたいの


いったい何を守れるのかを

きっと試されているのだろう

果てない悲しみを 糧にして進む

そのためのLIFETIME!!





クレモナ(Cremona)

作詞作曲:浅井輝比古

 

螺旋状の憂鬱をすべり落ちて

夢はやっと真夜中にたどり着く

世界中の欺瞞を形にした

弾丸は空で赤く燃えあがった

 

密室で行われる儀式のように 怪しげで

最新の呪いを唱えるヴィジョン

 

苦悩を全部 もう置き去りにして

このまま消えてしまいたいんだ

これは一体 何のための勤勉さ

余計な荷物を確かめている

 

 

理想はただの期待にしか過ぎず

現実は無情にも墜落した

群青の砂漠の砂を這って

僕はやっと明日へのドアを見出す

 

かけがえのないものを引き換えに出して

もらうのは 引き換え期限の

とっくに切れたチケット

 

 

愛の名の下に行われる儀式のように 敬虔で

いたいけな子羊の依存のレリジョン

 

苦悩を全部 もう置き去りにして

このまま消えてしまいたいんだ

これは一体 何のための勤勉さ

余計な荷物を確かめている

 

不自由を抱いて 絶望と馴れ合って

だらだら生を全うしてるんだ

異常はないです そもそもそういうものです

今更どこへ行こうというの




灰色の国

作詞作曲:浅井輝比古

 

許しも何も 請わずに

ただ絶望は 僕の前に来る

発狂しそうな瞬間を

誰もが耐えながら 今日を生きている

 

どんなに人の痛みがわからない

人でも 僕でも

 

いつの間にか 心に

何かの伏線を 埋め込まれている

爆発しそうな地雷を

怯え暮らしながら 未来を眺めている

 

何度 命が 後悔にまみれて

繰り返すとしても

 

肉体が 欲望に ほだされて のた打ちまわる

我が身の 可愛さと 誰かの涙の合間で

 

祈りも拒否も虚しく

今この瞬間は 息絶えてゆく

しがみつくように願っても

誰もがそこからは 決して逃れられない

 

 

どんなに大事な涙も流せない

人でも 僕でも 何かに繋がれた遊具

 

肉体が 欲望に ほだされて のた打ちまわる

精神は 雄弁に 最上の楽園を語る

 

君は言った

「愛とは片方で作るものじゃない」

確証はある あとはただひとつ

誰かを愛する 勇気ひとつだけ

 

 

 

プラネタリウムの夜

作詞作曲:浅井輝比古

 

君の名前を 夜空にさがしてる

星さえ見えない プラネタリウムの夜に

 

誰ももう僕を憶えていないような気がして

どこに帰れずに ただ彷徨い歩いた

 

愛されるはずのものが 今日も汚されて

どんな色だったの

今ではもうくすんだ茶色

 

堂々巡りばかりの

やけに虚しい命なの

期待など しちゃいけないよ

 

 

君の名前を また脳裏に描いてる

ただ今日も 孤独の影から逃れるために

 

容れ物を手にいれただけの知覚体

どうしてそう思うの

「まだなにかが足りないよ」

 

堂々巡りばかりの

やけに虚しい命なの

期待などしちゃいけないよ

 

わかりあえないことだらけの

どこにも行けない命なの

また自分を責めてばかりなの

 

だけど明日も 生きるしかないの

 

たとえ答えなど どこにもなくても

 

 

 



E.G.O

作詞作曲 : 浅井輝比古

 

何度 もう何度 塗りたくったろう

どれだけ塗っても 歪な色の壁

 

声も身体も そもそも借り物で

いったい僕だといっても何が僕なんだろう

 

夜は寝苦しさを 増してゆくだけ

 

ただ苛立っているだけさ

ままならないことだらけの今に

 

 

全部 もう全部なかったことにしよう

最初からやり直して 正しい人になろう

 

過ちだらけの間違い探しのよう

 

またしくじってしまったせいだ

今更悔い改めてどうなる

 

気に留めるようなことはなにもない

どうせすべては流されてゆくのさ

 

 

夜は孤独さえも 借り物みたいで

 

ただ苛立っているだけさ

ままならないことだらけの今に

 

過ぎ去っていくだけだ

また取りこぼしていくだけだ

 

ただ自分を庇うように

喪失感に浸っていたいだけだ

 

 

 

Marble Mirai

作詞作曲 : 浅井輝比古

 

鈍く沈みゆく太陽

憂いを知る者などはいない

進みたくなんかないと

塞ぎ込む君のすぐそばにはもう夜

 

やがて失いゆくものを

その手のなかに留めようと

君は全てを追うけれど

留まり続けるものなどないのさ

 

恋の宛がいは ただの戯れ

気を紛らわすのに理由(わけ)などないだろう

 

虚しさに怯むことなかれ

その闇は消えてゆくでしょう

怪しさに酔うことなかれ

時間は無情に流れてゆくのだから

今この瞬間にも

 

君は得られぬものを

数えて今夜も心を満たすの

 

 

憂鬱な空に 鳥が飛んでゆく

胸が痛むのに理由(わけ)などないだろう

 

虚しさに怯むことなかれ

言葉ではうまく言えないの

怪しさに酔うことなかれ

闇の向こうで光が呼んでる

 

闇雲にもう泣かないで

その手は僕が引いてあげましょう

 

今この瞬間にも

時間は無情に流れてゆくのだから

 

 

 



どうしても涙がこぼれ落ちそうな夜に

作詞作曲 : 浅井輝比古

 

罪悪感でいっぱいになって

今日も眠る 眠る

神様どうか 明日はどうか

人の気持ちが分かれるような

優しい人になれますように

 

積み木で作ったお城のように

虚しい気持ちが 夜空に尖った

 

どうしても涙がこぼれ落ちそうな夜に

この手を差し出す勇気を

今 暗い夜空に 星たちは連なり

僕らを見つめてる

 

 

今日まで出会った全ての人に

別れを告げる 告げる

神様どうか 明日はどうか

誰も傷つけることのないように

生まれ変わっていられますように

 

 

願いを描いた 模様のように

小さな光が ほら未来を象ってゆく

 

どうしても涙がこぼれ落ちそうな夜に

君を抱きしめてみたいだけ

今 暗い夜空に 頬を伝わり

何かをそうだ 気付かせようと

 

ああ 君の涙が痛みを洗う夜に

たとえどんなに切なくても

今 暗い夜空の遠くで そっと夜明けは

僕らを見つめてる

 


 


 

Pain

作詞作曲 : 浅井輝比古

 

あなたの優しさが あなたが愛する

誰かの心に届きますように

たとえば寂しさが 押し寄せる夜に

微かでも慰めになりますように

 

「何もかもが上手くはいかない」と

絶望の闇を彷徨わぬように

 

痛いだけ あなたの目から

こぼれていく 涙が今は

避けては通れない難問です

見たいだけ あなたの笑顔が

 

 

ありきたりなものが 僕らを満たしてる

脅かされてやっと 大事さを知る

たとえば寂しさに震える夜にも

ただ希望だけを胸に それでも生きていく

 

生きていく

 

言葉は役立たずなのか 本当に

 

 

「何もかもが上手くはいかない」と

絶望の闇を彷徨わぬように

 

言ってみたいだけ あなたの目から

こぼれていく 涙が今は

受け入れてみたいんだ 全部 Love&Hate

どうして それがこんなに難しいの

 

愛しいだけ あなたの目から

こぼれていく 涙が今は

もしも届いてくれるのなら本望です

見たいだけ あなたの笑顔が

 

 

 



風穴

作詞作曲:浅井輝比古

 

寂しさが胸で泣いてるよ

抱きしめておくれよと

特別なことはない日のほうが

苦しいことだってあろうに

 

漫然と時間を費やすだけ

迷いや後悔の種を蒔きちらして

 

ああ 身体がとても重いんだ

まるで前に進めない

ああ やめておくれよ 風穴が

今日もヒューヒューと音を立てる

 

 

神様は見たことがないし

大人はいつも顔が違う

うまく笑えずに笑うことが

耐えられない日だってあるだろうに

 

この瞬間も密度を増してゆく

終わりも始まりも同じように

 

ああ 思い出もなぜか遠いんだ

まるで僕の味方をしない

ああ もう数え切れない 風穴が

今日もヒューヒューと音を立てる

 

 

ああ 身体がとても重いんだ

まるで前に進めない

ああ また新しい 風穴が

今日もヒューヒューと音を立てる

 

あらかじめ何かが欠落してるんだ

まるで愛は茶番のよう

ああ 白けたように 風穴が

今日もヒューヒューと音を立てる

 

 

 

I LOVE MY BABY

作詞作曲:浅井輝比古

 

何も語らずに 何も伝えずに

分かりあえればいい

 

ただ目が合うだけで ただ手が触れるだけで

届けばいい

 

すべてのもどかしさを越えてみたい

今はそれだけさ

 

I LOVE MY BABY TONIGHT

I LOVE MY BABY TONIGHT

I LOVE MY BABY TONIGHT

I LOVE MY BABY TONIGHT

 

本当に心なんかで 繋がれるのかを

確かめたい

 

 

何を分かちあえるというのだろう

だけど絶望さえ越えて 越えて 越えて

 

I LOVE MY BABY TONIGHT

I LOVE MY BABY TONIGHT

I LOVE MY BABY TONIGHT

I LOVE MY BABY TONIGHT

 

何も見つからない

誰とも出会えない

だけど信じたい

誰かを愛したい

 

愛したくてしょうがない

I LOVE MY BABY TO I LIVE

I LOVE MY BABY FOR ME

I LOVE MY BABY TONIGHT,TONIGHT,TONIGHT..